ノリタケデザイン100年の歴史

http://www.sanobi.or.jp/tenrankai/2008/noritake.html
何気によい企画展が来ていたりする佐野美術館。
ノリタケ=なんだか高級な国産洋食器
くらいの知識しかなかった私ですが、とてもおもしろかったです!
ノリタケの歴史をたどることで、
日本の輸出用食器の歴史や、
アール・ヌーヴォーからアール・デコへという近代デザインの流れも
たどることができるのですね。すごいなあ。
そして見に行ってよかったなあと思ったのは、デザイン画帖と見本帳が見れたこと。
デザイン画帖は、ノリタケのデザイン部隊が描いた絵付けの指示画、
見本帳は、売り込み用に使ったノリタケ食器の手書きのカタログです。
どちらもそれだけで美術的な価値を感じさせる立派なものでした。
とてもきれいでうっとり。
そしてそのデザインを忠実に陶器で再現できる職人技にまたうっとり。
帝国ホテル用につくった、フランク・ロイド・ライトデザインのお皿が見れたのもよかった。
予想外に内容がよくて思わず図録を買ってしまった。
こうしてどんどん我が家の図録が増えていく…。