パウル・クレー展。

http://www.daimaru.co.jp/museum/schedule/tokyo/index.html
フィギュアの話ばっかりになってきたのでここらでひとつ。
就活の合間に東京大丸ミュージアムに行ってまいりました。おじさまおばさまがいっぱい☆
今回の展覧会は、スイス・ベルンにパウル・クレー・センターなるものが開館し、その記念展覧会のようです。ちなみにセンターの設計は、関西国際空港も手がけたレンゾ・ピアノ氏。浪のようなフォルムがクレーの描く繊細な線のようでとても美しいです。しかしスイスて。気軽には行けません。。
肝心の展覧会は展示数はそれほど多くなかったものの、クレーの世界がどのように変化しているかがよくわかる構成でした。
クレーといえば、シンプルな線で天使の純粋さを表現した天使シリーズだったり、幾何学的な形を大胆に構成した油彩だったりが有名…なのかな?
でもいろんな作品を観ていると、クレーが線の一本一本の引き方や色の微細な調合にひどく敏感な感覚を持っていることがわかるような気がしました。適当に引かれているようなこの線はここにこのようにあるべくして描かれている。そういう感じ。
私は晩年の絵が好きです。単純な線の中に世界がある。
そしてクレーはバウハウスで教鞭をとっていたのでそれに関する展示もあったのですが、新学期が始まっても休暇からなかなか帰ってこないクレーにほかのマイスターが送った「早く帰ってこい」て手紙がおもしろかった。クレーの返信もあったのですが、「芸術家たるもの適度な休暇がないとだめになってしまう。最低限の休暇は確保させてほしい」だって。
あはー。でも働こうよ。学生いるんだしさー。
〜2月28日@東京大丸ミュージアム