ロミオとロミオは永遠に。

ロミオとロミオは永遠に〈上〉 (ハヤカワ文庫JA)

ロミオとロミオは永遠に〈上〉 (ハヤカワ文庫JA)

ロミオとロミオは永遠に〈下〉 (ハヤカワ文庫JA)

ロミオとロミオは永遠に〈下〉 (ハヤカワ文庫JA)

舞台は未来の地球。
汚染物質だらけの地球=旧地球から世界中の国が「新地球」に脱出したあと、
汚染物質や様々な兵器を取り除き、きれいにするという使命を負わされて
日本だけが旧地球に取り残される。
その日本には「大東京学園」という学園が作られ、その卒業生総代になれた成績優秀者ただひとりが
夢も希望もない旧地球において未来を保証される。
少年たちは過酷な入学試験、実力試験をくぐりぬけ卒業生総代を目指すが……という話。


すごくおもしろかった。舞台の設定のしかたが秀逸。
物語中、20世紀の様々なサブカルネタが盛り込まれています。
うっかりしてると見逃すけどみつけられるとすごくうれしい。
恩田さんのサブカルへの愛が伝わってくる一冊。