新宿御苑→富本憲吉→浜離宮→シオサイト。

日曜日は街中に人があふれているのでなかなかでかけないのですが、
内定先の課題を二つ片付けたので気分転換にでかけてみました。


新宿御苑100周年記念イベントでフィールドアート展というのがやっていたので観にいきました。
イギリス式風景庭園の中に大きな花が咲いたようでおもしろかったです。
あと環境芸術学会なる学会のシンポジウムやってました。いろんな学会があるもんだ。
http://www.shinjukugyoen.go.jp/100nen/event_cal09.htm


次は松下電工汐留ミュージアムへ。
富本憲吉さんという陶芸の人間国宝の方の展示をやっていたのです。
陶芸作品ばかり注目されがちな方ですが、実はもともと建築畑の人で、
ほかにも彫刻も装丁も手がけていたりとかなり多彩な方。
そういった様々な方面での活躍も含めて彼のデザインの世界を捉えなおしてみよう、
という企画だったようです。
かなり目立たないところにあるミュージアムなんですが最終日ということもあって人が多かったです。
和モダン、とでもいうべき彼のデザイン感覚は私好みでした。とても。
ウィリアム・モリスの影響を受けて、バーナード・リーチと親交があったというのだからそれも頷ける。
本屋さんの法被のデザインとか、自分の子供用の椅子のデザインとか、
シンプルで素朴なんだけど遊び心を忘れない感じがだいすきでした。


残念ながら図録は売り切れだったのですが、かわりに去年逃してしまった清家清展の図録を購入。
普通の人の住居を丁寧に作っていった人。
両親のために家を建てたら「こんなへんてこな家には住めない」と言われてしまったそうな。
段差がまったくなかったり様々な工夫がされたいい家だったんですけどね。
生活の場を設計する人は、人間の生活や文化というものに対して独特の哲学を持っていて、
清家さんの言葉もそんな哲学にあふれていて、とてもおもしろかったです。


富本憲吉さんの展示は今日で終わりですが、来月から重森三玲さんの展示があるので
これも見逃せないですね!
関連イベントで京都に重森さんの庭園を観にいく1泊2日のツアーがあるようなんですが、
とても行きたくてたまらないのですがのっぴきならない理由が多すぎて行けません。。
修論とか金欠とか)
ああ、残念。。
http://www.mew.co.jp/corp/museum/


そのあと浜離宮恩賜庭園に行こうと思ったのですが、
駐車場に観光バスがたくさん止まっているのに辟易し、
さらに来月は中秋の名月企画で夜間開館されるらしいのでそこを狙っていくことにしました。
http://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index028.html


新橋駅に向かう途中で撮影。

中銀カプセルタワー@xiao


黒川紀章が設計した建築。
各部屋は工場で一つ一つ製造されて現場ではそれを接合するだけ、というへんてこなつくりのビル。
ぴかぴかのシオサイトのすぐそばにあって、ここだけ大阪万博の時代を引きずっている。
詳しくはこちらを参照してください(丸投げ)。
 →http://www.ronworld.net/architectural/001_capsule/a-index.html



保存された踏み切り信号機@xiao


銀座でこれを見るとは。