ローズ・イン・タイドランド。

http://www.rosein.jp/
新宿で観てきました。ブラザーズ・グリムテリー・ギリアムが監督。
どうしようもない母親が死んで、どうしようもない父親も死んで、
田舎の空き家に放り出された形になった10歳の少女が前向きな想像力と好奇心を武器に
純粋にたくましく生活する話。
客観的にはかなりひどい状況なのに、彼女にとってはどれもわくわくとどきどきがつまった冒険。
煽り文句は「不思議の国のアリス」だったけど、どう考えてもギリアム版「赤毛のアン」。
公式ページにある爆笑問題太田さんのコメントが言い得て妙です。


とにかく主役のジェライザ=ローズを演じたジョデル・フェルランドちゃんが主演女優賞。
とにかくかわいい。上にこの映画はジョデルちゃんの一人芝居みたいな映画なわけですよ。
とにかくすごい。ホーム・アローンのときのマコーレー・カルキンくんのよう。
そしてお人形相手に毎日冒険、みたいなのって小さい頃よくやってたなあ、と思いました。
リカちゃん人形でよく空想の世界に浸っていたわ。ぽわわん。
千と千尋も「生きる力」がテーマだったけど、この映画もある意味「生きる力」がテーマじゃないかと。
自分のおかれた状況を自分の頭で解釈して、自分の手足で生きているのだから。
ローズの姿はほかのどの大人の登場人物よりも、たくましく魅力的でした。