そして二人だけになった。

そして二人だけになった―Until Death Do Us Part (新潮文庫)

そして二人だけになった―Until Death Do Us Part (新潮文庫)

森博嗣二冊目。これはシリーズものではない単独の作品のようです。
でっかい海峡大橋を支えるコンクリート塊に造られた「バルブ」と呼ばれる閉鎖空間。
そこに6人の人間が入るのだが、プログラムの誤作動で密室になった「バルブ」の中で
次々と殺人が起こり、一人、また一人と減っていく…という話。
前回の黒猫の三角 (講談社文庫)(→id:momo8823:20060620#p3)より
よっぽどこっちのが好みでした!!
タイトルはもちろんアガサ・クリスティそして誰もいなくなった (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)からだし、
何が起こってるのかがよくわからない感じは恩田陸Q&Aぽくもあるし、
反転して展開していく感じはアクロイド殺し (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)ぽい(あまりいうとネタばれか)。
すごくおもしろくて、一気に読みました。