雪舟からポロックまで。

http://www.bridgestone-museum.gr.jp/
石橋財団50周年記念。すごいよ石橋さん。
レンブラント、マネ、ドガ、モネ、ルノワールセザンヌゴッホ、ゴーガン、マティス、ルオー、ピカソローランサン、クレー、浅井忠、青木繁藤島武二安井曾太郎岸田劉生藤田嗣治円山応挙雪舟…となんだか美術史の授業を受けているようでした。
藤島の「天平の面影」、青木の「海の幸」の両重要文化財はやはり見ごたえがありました。
あとルノワールの「すわるジョルジェット・シャルパンティエ嬢」。日本人ならこの3作品は絶対教科書で見たことがあるはず!
展覧会のタイトルは雪舟ポロックなものの、個人的インパクトとしてはモネ、クレー、藤田な感じでした。
ここのモネ、クレーはもう3回くらい見てるんですが、それでもまったく見飽きることなくじっくり観たい感じです。
藤田の猫の絵はほんとに素敵。
あとドガの踊り子のパステル画もよかった。
古賀春江のレトロで倒錯的な絵も好きだし、中村芳中の扇面は現代にも通じるステキデザインで、狩野典信の墨松墨梅図は動きのある筆遣いで圧倒的な存在感を示していた。
人も入っていたんじゃないでしょうか。それともいつも平日に行っていたので案外土日はこんなもんなのかしら。
タイトルの奇抜さに惹かれたものの(この展覧会タイトルのつけ方は秀逸と思う)、中身はすごく正統派ででもしっかりいいものが出ていて、それで学生500円は安い!安すぎです!
ここんとここうがっつり近代絵画!の展覧会に足を運んでなかったのでいろいろと新鮮でした。いやー、満腹。
〜6月4日@ブリヂストン美術館