トリノオリンピック フィギュアスケート女子シングルスFS
http://sports.nikkei.co.jp/news.cfm?i=2006022400484n0
うーわーーーー!!
すごい荒川さん!おめでとうございます!!
長くなるので折りたたみ。
女王荒川静香。しかし荒川さんはほんとに女王という言葉がよく似合いますな。オーラというか気品というか。技術の高さよりも「美しさ」を追及している姿勢がとても好きで、その分新採点法の導入なんかでだいぶ苦しんだ時期もあったようですが、そういう挫折を経て、今回の金はとるべくしてとったといえるのかも。
村主さんは決してフィギュアに向いているとはいえない条件の中、表現力と気持ちでの4位獲得。すばらしいと思います。
村主さんのFSのラスト、ピアノがどんどんはやくなっていくあたりからが私はすごく好きで、どんどん観客の気持ちをひきつけていって最後のあの高速スピン!
あれはもうプログラムの組み方が秀逸。すごい。
安藤みきてぃに関しては彼女はまだまだこれからの選手。
オリンピックも初めてで、その一瞬のために自分のコンディションをどうもっていくかとかそういうことはこれから学んでいければいい。
マスコミの標的となったり調子が上がらなかったり、いろいろつらいことが続いたと思うけど、どうかこれでスケートを捨てるなんていわないで4年後までもっともっとスケーティングを磨いていってほしい。
まだまだこれから彼女にできることはいっぱいあるはず。と思っています。はい。
そんなこんなで、荒川さんおめでとう!万歳!と素直に喜びたいところなのですが、
しかし、しかしですね、私的には今回はスルツカヤに金を取ってほしかったという気持ちがあって。
複雑です。。
あー。日本の選手の中ではだんとつ荒川さん大好き☆なのですが、私がフィギュア観て初めて感動したのがスルツカヤのスケートだったのです。
すごくきれいで気品があってかわいくて、音楽の使い方やスケーティングもうまいしジャンプは絶対失敗しない(今回残念だったけど)安定感があって。
今はスルツカヤのビールマンスピンはすごく有名になったけど、このスピンひとつにしたって数年前と比べたら格段にきれいになってる。そういう努力のできる人。
でもオリンピックの金だけがとれなくて、とれなくて、そんな中でやってきたトリノ。
あー。でもなんとなくFSはスケーティングに伸びがなかったような…スピードや音楽にのれてなかったような…思い入れが強かったからこそ大舞台でかたくなってしまったのでしょうか。。
27歳のスルツカヤにとって今回が最後のオリンピックになるんだろうな。
そう思うと、オリンピック金メダリストとしてのスルツカヤが観れなかったことが
すごく、残念です。
コーエンも…1位とれないなあ。。。なぜに。技術も表現力もある人なのに。
でもジャンプ失敗後の持ち直し方やスケーティングやスパイラルはさすが。すばらしかった。ジャンプのミスがなければ金は間違いなかったでしょう*1。
ほんとに上位3人がFSで実力を発揮できていたらまた違ってたんだろうなあ。あああ。
荒川さんが金をとってくれたことは、ほんとにほんとにうれしい。
けど、スルツカヤのインタビューの言葉が突き刺さりました。
「何が起こるか分からない。それがフィギュア。それがこのスポーツなの」
あああああ。
ついき:どきりとするエントリをみつけてしまいました。→id:snowillusion:20060224#p1
ほんとに、滑走順によってきっと順位は変わっていた。むずかしいスポーツだ。。