文学入門。

改訂　文学入門 (講談社文芸文庫)

小説とは何か、物語とは何か、ということを具体的に様々な作品を上げながら論じている本。
特に、「並列的な語り」のところとか、上昇する物語と下降していく物語のところなんかがおもしろかった。
あと「なぜ現代作品は古典を超えられない（という言説がある）のか」のあたり。
入門篇ということもあってか、門外漢の私にもよく読めました。伊藤整すごいなあ。
次は小説の方法 (岩波文庫)でも読んじゃいましょうか。
その前に、本文中で紹介されている古典から近現代の作品まで様々な名作を片っ端から読んでみようか。（いや、論文。。）