文学部をめぐる病い。

副題に「教養主義」「ナチス」「旧制高校」とあるのですが、
一高→帝大、とエリートコースを進みながらも学問世界の超一流になりきれなかった人たちの話。
学問の最先端にいた人たちではなく、一般向け雑誌の論壇などで活躍していた二流の人たちの
言論に注目して当時の世相を見ようという試み。
おもしろくて一気に読みました。自分もどうがんばっても二流どまりだったろうしなあ(笑。