太陽。

http://taiyo-movie.com/
板橋で見てきました。
イッセー尾形が演じるのは昭和天皇ヒロヒト。彼が終戦を経て人間宣言をするまでの数日間の話。
すごく淡々としていて、でも重苦しくなく、むしろふふふと笑ってしまうような映画でした。
マッカーサーとのやりとりとかすごくおもしろかったです。
マッカーサーからハーシーズのチョコが送られてきて、侍従たちが大騒ぎしているところで
ヒロヒトが「はい、チョコレートおしまい」とかいうのですがそういうのがすごくおもしろい。
桃井かおり演じる皇后と久しぶりに会ったシーンでも、お互いに「あ、そう」とかばっかり言ってて
そういうのとかすごくおもしろい。
実際、彼は何を見て、何を思って過ごしていたんだろう。
現人神といわれ、たくさんの国民が血を流し、そして人間になったこと。


あと「廃墟と化した東京の図」の雰囲気が日本で作られるものとなんだか違っていて、
不思議な感じがしました。ヨーロッパっぽいトウキョウ。
ヒロヒトさんから見た東京の街ってああいう異世界っぽい感じだったんじゃなかろうか。