ゲド戦記。

http://www.ghibli.jp/ged/
みてきましたよ!
わるくない、というのが最初に出てきた感想。
見終わったあとの高揚感がすごかったということもないけれど
ハウルみたいな消化不良感もない(ごめんよハウル)。
いのちの大切さ、というテーマ、地に足をつけた生と再生の繰り返しの大切さ、というテーマは
よく伝わってきたんだがー。
声もよかったし、絵もきれいだなーと思ったんだがー。
盛り上がりがいまいち、と思ってしまったのはあれかな、既視感がところどころあったということかな。
ハウルや紅豚やもののけ千と千尋ラピュタやらの
これまでのジブリ作品を思い返すシーンがちらほらと。
あとときどき「え?さっきのシーンから今のシーンに突然行ってしまったのは何!」て
思うところがありました。
テルーちゃんの「いのちを大切にしないやつなんて大嫌いだ!」はほんとにそうだなと思いました。
「なんで人を殺しちゃいけないの」とか「何で自殺しちゃいけないの」とか
そんなことをほざくやつらに思いっきり言ってやりたい。


ついき。
なんかあちこちで酷評されてますね。やふーのとか。すげえな。
「原作と違う」という評が多いですが、多分これゲド戦記っていいつつシュナの旅に近い。
「絵の質が下がった」というのも多いですが、むしろ私はハウルあたりにあった絵の「過剰さ」が
つらかったので、ナウシカラピュタあたりに戻ってきた気がしてなんだか懐かしかった。
そんな感じ。
でも小さい子どもが観たら途中で飽きそうだな。
楽しい冒険活劇でもないし、観客を巻き込むような疾走感もないし。
でもわるくはない。そんな感じ。