戦争と建築。

戦争と建築

戦争と建築

これはおもしろかった!期待以上のことをやらかしてくれると人間嬉しくなってしまうものですが、この本は私にとってまさにそんな本でした。
戦争という社会情勢と建築の相互関係を様々なトピックスから追うという本。
何故要塞は多角形なのか(ペンタゴンを代表に)。
直線のデザインと曲線のデザインはどちらが「日本的」なデザインなのか。
何故バラック建築は建築家に嫌われるのか。
世界貿易センタービルの崩壊は本当にモダニズムの終焉を意味していたのか。
・・・そんなことに興味を持ったりする人は読んでみるとおもしろいかも。
偶然にも、修論関係で読んでいた霊柩車の本と火葬場の本も建築学畑の人の本。
この本の著者五十嵐氏も新宗教と建築の本を出していたり。そっちも読んでみたいですな。
霊柩車の誕生

霊柩車の誕生

火葬場

火葬場

新宗教と巨大建築 (講談社現代新書)

新宗教と巨大建築 (講談社現代新書)