フィギュアスケートグランプリファイナル2日目。

宇治金時語録
「その選手 放映すれば かわいそう」


ということで、松岡さんのうっとおしさにもめげず、今日もフィギュアですよ。
男子。織田くんは惜しかったですねー。高橋大輔はジャンプの失敗を得意のステップでうまくカバーしてたと思います。
それにしてもランビエールすごすぎ!!4回転!高!スピン早!
やっぱりそういうダイナミックさがないと。男子は。


女子もすごかったですねー。
シズニー、ソコロワ、安藤美姫はジャンプの失敗が惜しかったですね。
でもシズニーのスパイラルステップは明らかに6人の中で最高に美しかった。真央ちゃんのワンハンドビールマンみたいに技がすごいとかそういうのじゃなくて(もちろんシズニーもすごいことやってるんだけど)、ラインが美しい。フィギュアではひざが微妙に曲がってアラベスクしてたりして、それが今まですごく気になってたんだけどシズニーは文句なしに美しい。
ただシズニーは全体的に本調子でないように見えて、そこが残念。いまいち乗って滑ってないというか。
ソコロワのロミオもかわいかったなー。曲にも乗ってたし。
安藤美姫は、SP見てて調子戻ってきたかと思ったけど、やっぱりなかなか難しいのかな。
表現力やスケーティングが上がってるのはわかるんだけど、でもやっぱり安藤美姫の魅力はジャンプのきれにあると思うので、がんばってほしいところ。
中野友加里は大きなミスもなく、きちんと滑っていたと思います。実際自己ベストが出ていたし。なによりGPFでの3位というのは彼女にとってとても大きかったはず。
でもなー。スルツカヤや真央ちゃんと比べるともう一押しが足りない。気がしてしまいます。
技の一つ一つにとらわれている感じ、というか。
そこいくと、スルツカヤ浅田真央はそれまでの4人とまったく別格だったように見えてしまいました。
1ランク上のステージでふたりが戦ってる感じ。
ふたりともあたりまえのように難しいジャンプを飛んじゃうし、もちろんノーミス。
ふたりとももちろん集中して技に向かっているんだけど、そこに悲壮感がない。
しかもスルツカヤは左右でビールマンができて、浅田真央は片手でビールマンができるという、それぞれ自分だけの武器を持っている。
浅田真央はほんとにすごいね。たぶんジャンプの感覚を無意識かもしれないけど身に付けてしまっている。安定してるもん。軸がぶれない。
でもトータルで観たときに、やっぱりスルツカヤが数段上のような気がしている。
浅田真央の技術もスケーティングのうまさも(滑り出したときにもう他の人たちと全然違う)かわいらしさのアピールも文句つけようがないんだけど、スルツカヤのスケートにはそれ以上に隙がない。
どの部分を見ても動きが洗練されていて、人にどう見えるのかが考えられていて、かといって意識しすぎて硬くなるでもなく、のびのびいきいき滑っている。
スルツカヤがすごいのはそういう超高度な表現力・演技力を持っていながら安定した超高度な技術も持っているということ。やっぱり女王ですよこの人は。
あと顔もかわいくてすき☆綺麗で愛らしい。
今回は日本が会場だったし勢いがあるってことで浅田真央に軍配が上がったってとこでしょうか。